Social Value Loopachの社会的価値

Sociality 社会性

Loopach事業で集まった売上の約50%が、ユーザーの皆さまのLoopach Flowerの声を分配指標とし、Loopach Foundation を通じて様々な社会課題に寄付分配・還元されます。

Loopachは、レジ袋などの使い捨て容器収納用具削減を目指す企業とMy Loopachを使用する消費者の日々の環境負荷軽減に向けた行動をインセンティブにより蓄積し、可視化する仕組みです。
このインセンティブに価値を付与することで、格差や貧困、環境問題などの社会課題の改善や解消を目指す活動や事業を行う団体などに対して、 2021年7月に設立する一般社団法人Loopach Foundationを通して、寄付や投資を行うことが可能です。安心できる持続可能な社会の実現に寄与していくことが目的の事業モデルです。

Point.01

一つのものを大切にする
Reduce(リデュース) と Rescue(レスキュー)

2020年7月から始まったレジ袋の有料化により、「エコバッグ」商戦は加熱の一途を辿ります。 2018年にデンマークの環境食品省環境保護機関が発表したレポート「Life Cycle Assessment of grocery carrier bags」(=買い物袋のライフサイクルアセスメント)の数値データを見れば、エコバッグは繰り返し使わなければ意味がない事が一目瞭然です。

では、何回使えばよいのでしょうか。想像もつかないですが、Life Cycle Assessmentではそれが数値化されています。レジ袋を1回使ってごみ袋にした場合に発生する環境負荷を基準としたとき、他の種類のバッグは何回使えば1回あたりの環境負荷が低くなるのか、以下がその回数です。

紙袋:11回
普通の布袋:840回
オーガニックコットンの袋:2,376回

ただし、これは総合的に評価した数字です。”環境負荷”と一言で言っても、様々な側面があります。例えば地球温暖化防止の観点だけを切り取れば、数値は変わってきます。

昨今深刻な廃棄衣料問題から考えると、企業の大量生産と販売競争、シーズン毎の買い替え促進などで生まれるエコバッグの数量は果たして。また、無料配布されタンスの肥やしになっているエコバッグも。 洋服と同様に必要以上に所有することで、一層、環境負荷を高める結果へとつながることは明白です。

そこでLoopachは、「一つのモノを長く大切に使う」を基本コンセプトにおき、まずは、消費者への働きかけを行います。消費者が、一つのエコバッグを長く大切に使い続けたいと思えるように、使っていること(アクション)の実績を可視化、インセンティブとしてのLoopach Flowerを付与することで、消費者の行動変容を促していくことが目的です。

そして、作り手サイドには、例えば、余剰在庫となったエコバッグについて、Loopach のタグを付属することで、モノの再循環を図り(rescue)、焼却による環境負荷を軽減するための協業を進めることを検討しています。

Point.02

Loopach Flower (寄付に代わるインセンティブ)
貯める、使うで社会を耕す

Loopach対応製品を使用する度にスマホアプリ上で得ることができるインセンティブ(=Loopach Flower)。このインセンティブは消費者がレジ袋等を断るといった環境へ配慮したアクション(実績)を可視化すると同時に、一般的なポイントとは異なり、環境や教育、福祉分野などの社会活動団体等に対して寄付(いずれは社会的投資も)ができるソーシャルバリューになります。
ポイント所有者は、様々な社会課題に向き合う社会活動へ寄付や社会的投資を通して社会を豊に耕す担い手ともなることができます。

このLoopach Flowerを指標として、寄付や投資が行われる社会活動の選定や運用については、一般社団法人Loopach Foundation(2021年7月設立予定)が責任を持って行います。
このLoopach Foundationは、環境(ZERO WASTE JAPAN)、人権(暮らしづくりネットワーク北芝)、教育(大学他)、基金の適切な運営についてはファンドレージングの組織に所属するスタッフなどの有志で運営を図る予定です。

Point.03

出会い、学びあう場
コモンズ

Loopach Foundationでは企業や消費者、そして、社会的活動団体など立場の違う多様な方々が出会い、それぞれの取り組みや抱える課題、悩みを共有し、学びあいながら、その改善や解消に向けてリレーションシップを育む場を提供して行きます。

環境問題に限らず貧困問題など、安心できる持続可能な社会の実現に向けて共創していくためのコミュニティの形成を図って行きます。

Loopach Foundationの理事団体であるZERO WASTE JAPANによる環境ワークショップの実施や、教育機関では実際にエコバッグを使用したフィールドワークを小売店と企画し、貯めたインセンティブを社会活動への寄付や学生たち自らの社会貢献活動に還元するなどのプログラムも検討しております。

日々の消費を支える企業とのつながり、生活から見えてくる環境問題や生活を営む地域の諸課題を学生自身のできることから解消を試みる教育プログラムです。

文化化に向けて Loopachを当たり前の日常に

”誰もが踏み出せる小さな一歩で社会を変えていく”
共感を作り出すこと

それが、持続的なビジネスチャンスにもなる

B to C / B to B

文化化のプロセス

  • 習慣(個人的)
  • 慣習(組織など独特の習わし)
  • 慣例(広く推し進める)
  • 文化(言わずとも当たり前)

Loopachを使用することは、環境や社会問題を解決していくための小さな一歩。一人一つの企業や個人、社会活動団体などでは解決できない社会問題も、Loopach Foundationを通して出会い、つながり、会うことで解決できるはずと考えております。